仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)の将来性は?特徴についても解説

仮想通貨Polygon(ポリゴン/MATIC)の将来性は?特徴についても解説

2022年6月に国内市場への初上場を果たしているポリゴン(MATIC)は、DeFiやNFTなどのエコシステムの発展に寄与することを目指しており、急速に成長しているブロックチェーンプロジェクトの1つでもあります。ポリゴンが使える仮想通貨カジノが徐々に増えてきているのも、人気が高まってきているからに違いありません。そこで、今回の記事ではそのポリゴンについて解説していこうと思います。

ポリゴン(MATIC)とは?

ポリゴン(MATIC)は、セカンドレイヤー(レイヤー2)スケーリングソリューションと呼ばれるシステムで、メインのイーサリアムに重ねて構築されたブロックチェーンであり、イーサリアムが抱える「取引処理時間の遅延」と「手数料の高騰」という問題点を解決するために作られました。

2021年にプロジェクト名がMatic Networkからポリゴン(Polygon)に変更されましたが、暗号資産のシンボルには現在もMATICが使用されています。日本では、プロジェクト名のポリゴンが暗号資産の通称としても普及しています。

基本情報

まずは、ポリゴンの基本情報をまとめて見ていきましょう。以下の情報は、2024年8月27日時点の情報です。

  • 仮想通貨名柄:ポリゴン(Polygon)
  • 仮想通貨シンボル:MATIC
  • 最大供給量:100億MATIC
  • 価格:73.82円
  • 時価総額:7,337億円
  • 時価総額ランキング:20位

ポリゴン(MATIC)の特徴は?

将来性について解説する前に、将来性の大切な要素となるポリゴンの特徴について見ていきましょう。

優秀な処理速度と取引コスト

ポリゴンは、処理速度と取引コストの面でProof of Stake(PoS)ベースのコンセンサスアルゴリズムであるポリゴンPOSを使用しているのでとても優れています。イーサリアムと比べるとその優秀さが分かります。

イーサリアムのトランザクション能力が毎秒10〜15件程度であるのに対し、ポリゴンは、毎秒6,000〜7,000件であり、イーサリアムの400〜700倍の処理能力を持っています。これにより、より低い取引コストで取引を行えるのです。

イーサリアムとの相互性

ポリゴンには、イーサリアムネットワークと互換性があり、イーサリアムと同じアドレス形式とスマートコントラクト言語であるSolidityを使用しています。さらに、ポリゴンは、ポリゴンブリッジというクロスチェーン・トランザクション・チャネルを提供し、イーサリアムとの相互運用性を実現しています。

セキュリティが強固

ポリゴン(MATIC)では、イーサリアムのメインネットに設けたチェックポイント層と、ポリゴンチェーンに設けたブロックプロデューサー層の二層構造を取ることで、高度な分散性を確保しています。この仕組みにより、ポリゴン(MATIC)は、高い分散性とメインチェーン上のセキュリティを構築しています。

環境にも配慮

ポリゴンチェーンはエネルギー効率がよいため、CO2排出量が少なく環境に配慮できています。ポリゴン(MATIC)におけるCO2の年間排出量は、競合他社に比べても数分の一であり、ポリゴンチェーンはWeb3業界で最も環境に優しいチェーンの1つだと調査機関CCRI(Crypto Carbon Ratings Institute)の調査で明らかいなっています。

ポリゴン(MATIC)仮想通貨の将来性とは?

特徴が将来性へと結びつき、ポリゴンはすでに結果を出しはじめています。以下に、ポリゴンの取り組んでいるプロジェクトを紹介しつつ、ポリゴンの将来性を見ていきたいと思います。

散型アプリケーションプロジェクトの増加

優秀な処理速度と低コストは多くの開発者がポリゴンを選ぶ理由となっています。分散型金融(DeFi)やNFT(非代替性トークン)の分野では、ポリゴンを利用した新しいアプリケーションが次々と登場しており、特に分散型アプリケーション(DApps)やプロジェクトの数が増加しています。

メタバースプロジェクトの増加

ポリゴンは、多くの大企業からNFTやメタバースプロジェクトに採用されています。現在までにスターバックスやアディダス、ディズニーに採用されたことにより、ポリゴンの認知度と信頼性が向上し、さらに多くの企業がポリゴンを利用することが期待されています。今後も、エンターテインメントやゲーム業界では、ポリゴンを基盤としたプロジェクトが増加して行くことでしょう。

ポリゴン需要の増加

イーサリアムが処理能力向上のためのアップデートを進めており、これに伴いポリゴンの需要も増加しています。イーサリアムのアップデートにより、より多くのトランザクションが迅速かつ低コストで処理できるポリゴンを必要とするため、ポリゴンはイーサリアムのエコシステムの中で重要な位置を占めるようになるでしょう。

まとめ

ポリゴン(MATIC)仮想通貨の将来性や特徴について解説してきましたが、将来性はかなり明るいというのがわかりましたね。新しいアプリケーションやメタバースプロジェクトなだけではなく、最近ではポリゴンが使えるオンラインカジノなども増え、これからもっとポリゴンの露出度が高くなっていきそうですね。そんなポリゴンから今後も目が離せませんね。