誰でもインターネット上で売り買いができる、フリマアプリ「メルカリ」。販売者と購入者のどちらにとっても使いやすく、分かりやすいシステムで、普段からインターネットショッピングを行う人々にとっては無くてはならない存在となっています。
メルカリはこれまでに「メルカリshops」、「メルペイ」、「メルペイカード」など、新たなサービスを追加してきましたが、今回新たにサービスを提供するのが「メルコイン」です。子会社である「メルコイン」が暗号資産の交換業者として、メルペイでビットコインの取引を行うことができるといったサービスのようです。
普段はフリマアプリとして使用しているユーザーにとっては、「暗号資産といってもよく分からない・・・」「安全なの？」と思ってしまいますよね。今回は、そんなメルコインや暗号資産について紹介していきます。
メルコインとは？
メルコインは、メルカリの子会社です。「株式会社メルコイン」として、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画や開発を行っています。
メルコインでは「あらゆる価値が交換できるマーケットプレイス」を目指して、メルカリ・メルペイとの連携で、売上金での運用や、暗号資産や資産などの機能を一つのウォレットとして提供していけるような環境を目指しています。
暗号資産とは
暗号資産とは、いわゆる「仮想通貨」のことです。、代表的なものとしては「ビットコイン」や「イーサリアム」などがあります。
仮想通貨は法定通貨ではないため、「円」や「ドル」などの通貨とは異なりますが、法定通貨との換金も可能となります。
暗号資産は、暗号資産交換業者から入金や換金を行うことができます。メルコインはこの暗号資産交換業者にあたります。
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンは、取引やデータを記録するデータベース技術の一種で、ブロックと呼ばれる単位でデータを管理し、チェーンのように端末同士を連結して分散的に保管しておくことで、データの改ざんやコピーを直接防ぐことができるシステムです。
つまり、これまではデジタルデータは簡単にコピーをすることができていましたが、ブロックチェーンを用いることで、デジタルデータに唯一無二の価値である、資産価値を持たせることが可能になりました。
メルコインの狙いは？
日本での資産形成や投資などの関心は、少なくとも以前よりは上向きであると思います。
そこで、月間ユーザーが1,900万人を超え、メルペイの利用者も1,000万人を超えるほどに規模を拡大してきたメルカリグループでは、世間の暗号資産への関心を高め、もっと身近に暗号資産に触れる機会を作ることができると考えたのではないでしょうか。
メルコインでは、メルカリやメルペイとの連動で暗号資産を運用でき、フリマサイトとして、電子決済として利用しているユーザーにとって分かりやすく、使いやすいものとなっていくと予想されます。
メルコインを利用するメリット・デメリット
メリット
メルコインを利用するメリットとしては、やはりメルカリ・メルペイとの連携にあります。
売上金の一部をビットコインで運用したり、逆にビットコインでモノの売買やメルペイで使用したりするなど身近にビットコインを感じることのできる日が来るのではないでしょうか。
デメリット
デメリットとしては、メルコインに限らず、ビットコインを保有している場合、ビットコインは価値が変動するということにあります。法定通貨と違って、利用者の需給関係や様々な要因によって価値が大きく変動することもあります。
メルコインのサービス開始はいつから？
2022年6月に暗号資産交換業の登録が完了したメルコインで、ビットコイン取引が可能となるのは現状況では2023年春～夏になるのではないかと予想されています。
メルコインでは、他の暗号資産交換業とは異なり、多種類の暗号資産を扱わないとのことなので、ビットコインをメインに、メルカリでの上利上げ金やメルペイでのポイントや残高での取引が可能となるのではないでしょうか。
最後に
もはや、生活になくてはならない存在となりつつある「メルカリ」は、フリマサイトの域を超えてたくさんサービスを私たちに提供してくれています。今後のメルコインも要チェックですね！